息子には二つの感覚を養ってほしい
息子にはお金に対する一定の価値観を持ってもらいたいです。
働いてお給料をもらって生活をすると言うのは、もちろんのことではあるけども、それ以外にお金を運用すると言う考え方を持つことで、人生の選択肢を増やして欲しいと思います。
給料をあげる努力をすること、節約すること、こういったことも重要な要素であるけども、自分の実体験から言うと、大学を卒業するまで、働くということがお金を稼ぐ唯一の手段のようにも感じていました。
そういった一本道のような道筋を歩んでほしくなく、可能性のある行動を取りやすいように、お金を増やす手段があると言う感覚を持って生活をしてほしい。
そうするためには、実感を持ってもらうことが大切だし、学生の頃からお金を扱う機会を増やしてあげたい。
親が投資をやっていることも伝えるし、物事を理解できるようになったら、自分の稼いだお金を運用してみてほしいと思います。
それは決してギャンブルではないし、確実に成果を目にすることができれば、きっと自分の財産になると思います。
働いてお金を稼ぐ感覚とお金を運用してお金を増やす感覚、どちらも養うことで今後の時代をよりよく生きやすく生活ができると思うからこその親の願いのような気がします。
ブログを書くようになって
息子に教えたいマネーリテラシーを更新するようになって、現在は投資がしやすい時代になったんだなと実感することが多いです。
投資はギャンブルだというイメージや小難しくプロに任せるしかないと言う状況から、私のような一般男性でも気軽に自分自身で取り組むことができるということがわかりました。
ブログの目的はまだ生まれたばかりの息子に将来、お金の扱い方を教えることなので、きっと今後も時代は変わり、より身近で誰もが取り組むものになるのかもしれない。
そう考えるとワクワクするし、いい時代になってくれればと思います。
ブログを書く前までは、正直何から手を出せばいいかわからなかったし、誰かに協力してもらわなくては前に進まない感じがありましたが、情報を探せば、いくらでも手に入るし、特に書籍にはお世話になったと思います。
いくつか書籍を読んでみると、同じ内容が核心になって書かれていることが多く、重要な要点がわかってきます。
このブログでもそれを中心に抜粋してまとめています。
投資については情報が錯綜するので、いろんな書籍から情報を収集するのがポイントだと思います。
あとは実践あるのみ。最初は複雑に感じるお金の話を、色々な情報の共通点から集約し、ポイントを実践していくことでマネーリテラシーは確実に向上していきます。
なぜ、証券会社はインデックス投資を勧めないのか
インデックス投資がいい投資方法であることは過去の記事で触れてきましたが、なぜ世の中に知れ渡っていないのでしょうか。また証券会社や銀行はインデックス投資を勧めないのでしょうか。
理由は明確です。圧倒的にコストが安いのです。
私たちにとってはメリットである低コストですが、裏を返せば金融機関にとっては定利益であることを指し示します。あまり儲からないのです。
金融機関も営利企業ですので、利益を出さなければ、存亡の危機に立たせることになります。商品を売って大きな利益を出したいのです。
なのでインデックス投資よりも利益を多く手に入れることができるアクティブファンドを勧めてくるわけです。
しかしこれまでも説明した通り、アクティブファンドのほとんどの勝率でインデックス投資に勝つことはできません。
ここにいいものを売りたいという意図ではなく、利益の大きいものを売りたいという意図があることが明確です。
あなたから「手数料」をいかに多く手に入れるかということが目的なので、正直な見解を示してしまえば、そういった金融機関の勧誘にはいっさい乗らないことをお勧めします。
自分で選んだインデックス投資のみを運用する方が圧倒的にお得なのです。
インデックス投資の構成銘柄企業群
インデックス投資というと、日本企業全体や先進国株式などまとまったクラスで判断することが多いので、構成している企業群を詳しく調べることは少なくなります。
しかし私たちが投資しているのは、紛れもなくトップの企業群であるということを忘れてはなりません。
最先端の企業に、超がつくほどの優秀な経営者、社員によって構成されており、この資本主義社会において、豊かになろうと努力し続けている人たちが働いている企業なのです。
この営みが続かなくなることはあるのでしょうか。続く限りは、どんな不況に陥ったとしても、いつかまた上がっていくことになると思えます。
企業群の例で言えば、アップル、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、ネスレなどが入ってきます。
どの企業も一度と言わず、誰しもが知っている超優秀な企業ではないでしょうか。
こういった企業に少額から投資を行うことができるのがインデックス投資の魅力の一つなのです。
リスクはあります。必ず儲けることができるというものは存在しません。
しかし信じる先が、こういった企業の成長と考えると心の安心につながる気がします。
最悪の事態を想定する
投資において重要なことは、「リスクをどのくらい許容することができるかを知る」ことです。
リスク許容度とは、1年間でどのくらいの損失を出しても受け入れることができるかどうかというはかりで考えます。
最悪の事態を想定しておくことを事前に行うということです。
一度最悪の状況を想像し、自分の中で理解しておくことは、反対にその状況に慣れておくことができるという結果も生み出します。
そのため心が落血ついた状態で、投資に向き合うことができますし、何にどのくらい投資しようかと考えたときに冷静な判断を下すことが出来ます。
1000万円の資金があったとしましょう。
あなたは1円も減らしたくないと考えるでしょうか、10万円なら許容できると考えるでしょうか、10%の100万円でも問題ないと考えるでしょうか、それは人それぞれ考え方が異なります。
年間の貯蓄可能額から考えるという方法もあります。年間の貯蓄可能額であれば、1年間で損失をカバーすることが出来ます。これくらいであれば、なんとかなりそうだと考えることができれば、その額があなたのリスク許容度になるでしょう。
この額については個人差があるため、一概に正解はありませんが、投資を始める前にご自身である程度明確に考えておく必要がある重要なポイントです。
なにが起きても大丈夫「生活防衛資金」
みなさんは生活防衛資金を準備していますでしょうか。
投資を始める際にステップとして、この生活防衛資金を準備できるようになってから始めると、安心して投資していくことが出来ます。
リストラ、長期入院、災害などが起きた時に生活を意地していくための資金のことです。
目安としては、生活費の2年分や1年分などいろいろ考えはありますが、最低限半年分を準備しておき、投資を始めるのがいいでしょう。
もちろんそれ以上に準備した方が、精神衛生上、安心だと考える場合はそれでいいと思います。
そしてこの生活防衛資金は「年収」ではなく「生活費」で計算してください。あくまで、生活を守る資金なので見積もる金額は生活費が妥当だと考えます。
ここのお金に関していえば、例えばリーマンショックのような世界的な金融危機が起きた時にただ悲壮感に襲われる状況というのではなく、心の平安が保たれます。
この副次的効果の方が目的としては重要かもしれません。
例え保険などに加入していたとしても、実際に現金が手に入るまでは時間がかかるものです。すぐに使うことができるお金を常時、準備しておくこと、これは投資を始めるための一歩ともいえます。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を一定の金額で常に、かつ時間を分散して定期的に買い続けることをいいます。
この手法で商品を購入し続けた場合、価格が高い時は購入量が少なくなり、価格が低い時は購入量が多くなっていきます。
ドルコスト平均法は長期的な資産形成を行なう際の価格変動リスクを低減させる手法の一つなのです。
以下の2パターンがあります。下の積み立て投資がドルコスト平均法になります。
・一括投資…あるタイミングで一括して金融商品を購入する投資方法
・積立投資…一定の金額で定期的に金融商品を購入する投資方法
ドルコスト平均法のメリットとして、終わりのタイミングを検討する時以外、相場の動きをあまり気にする必要がないため、神経質にならずにすむという特徴があるといえます。
また初期投資にまとまった額の資金を準備する必要はないため気軽に始めることができるというのも魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
ただし注意点ももちろんあります。
最終的な価格が下落している時は、マイナスになる可能性もゼロではありません。リスクを完全に回避することができる手法というわけではないのです。
こういった注意点を受け入れつつも、リスク軽減につながる可能性はこれまでの実績からも大きな特徴ではあるので、長期投資を考える際は考えてみる価値が大いにあります。