息子に教えたいマネーリテラシーの話

マネーリテラシーについてわかりやすく説明しているブログです。

長期投資をするメリットとデメリット

今回は長期投資のメリットとデメリットについてみていきましょう。

長期投資は短期投資とは考え方が異なる投資方法だと思ってください。

 

長期投資のメリット

複利効果があるため利息が上がっていく

100万円を元本として年利3%の運用を考えてみます。

1年後の利益は3万円ですね。ただこれが複利の場合は同じことの繰り返しかというと、違います。

1年後の元本は103万円になります。出た利益の分が元本に上乗せされていきます。そのため増えた元本から年利3%の運用になるため、より利息の値が増加していくのです。

当然、長く運用するほど資産は増やしやすいということになります。

 

②頻繁な値動きと向き合い続ける必要がない

短期投資のように値動きに沿って、投資を決定していくことはないため、緊張状態が続くことはありません。

値動きに張り付く必要がないという点では参入障壁が低い投資方法と言えます。

 

長期投資のデメリット

①利益がすぐに出るわけではない

株式だと会社の成長を見越して投資をしていくことになります。ですので、会社が実際に成長し、利益が出るまで待つことになります。

そのため利益を生むのは数年後ということです。

 

②失敗すると大きなリスクになる

10年投資を続けて、失敗した場合は、10年分の損失になってしまいます。

しかし5年後、10年後の正確な予測は難しく、長期投資だからという理由でリスクがないというわけではない点には注意が必要です。

 

こういったメリット、デメリットを十分考慮に入れた上で、何十年も先に投資をしていくことが長期投資になります。老後の資金難が言われる昨今において、投資は重要な資金源となりうる稼ぐ手段になってきます。

そのため早い段階で投資を始めて高い複利効果を狙うのが大事になってきます。