息子に教えたいマネーリテラシーの話

マネーリテラシーについてわかりやすく説明しているブログです。

投資を本を読んで勉強するといい理由

投資の勉強をしていく中で、おすすめの方法は「本」で学んでいくということです。

書籍では特定のテーマに沿って内容をまとめてくれているものが数多くあります。

そのため投資を勉強するにしても全体像が掴みやすいというのが大きなメリットになってきます。知識がまだ浅い状態でしたら、一過性の情報に流されてしまったり、情報の一部のみを切り取って理解してしまったりといったことが起こり得ます。

書籍は一過性の情報というより、長期間読まれることを前提に作られていることが多く、全ての書籍を信用していいというわけではありませんが、信頼度の高い情報を載せるようにしていることは間違いないでしょう。

おすすめの選び方としては、書店でパラパラとめくり自分が読みやすなと感じたり、興味をそそる感じがするといった自分の嗜好を取り入れるのがおすすめです。

また勉強方法としては他に、常にアンテナをはるというのも有効な手段です。

今はやっていることや、いいなと感じたものについて、会社のHPを訪問してみたりIR情報を確認してみたりといった自分なりの枠の広げ方ができるかどうかが、興味の別れ道であります。

また新聞も大きな情報源です。現在はネットで見れるものも増えているので、検索では出会えない情報に巡り会うことができる貴重な情報源になります。

以上のことから、まずは書籍で全体像を掴み、ネットや新聞を活用して自分なりの情報源を広げていくことが大切な投資への一歩と言えるでしょう。

投資に向かない人もいる

投資についてメリットをたくさん記事にしてきましたが、投資に向かない、やらない方がいいという人もいるのは間違いないです。

結論を述べてしまうと「下がり幅を気にしすぎてしまう人」です。

投資には当然、リスクがあるし、大きなお金を持っている人であれば、投資は文句なしにお勧め出来ますが、1円でも減ると夜も眠れないといった人の場合、生活に支障が出てしまいます。

そういう人は投資をしない方がいいでしょう。

何よりも大切なのは、ベースの生活に影響が出ず、日常の仕事などをこなしていけるかどうかです。

投資の利益を求めるくらいなら、自分の実力で給料などを上げていく方がよっぽど建設的です。

逆に言えば、価格の変動にある程度の許容がある場合は、やったほうがいいと言えるでしょう。そこがデメリットでもあり、重要な投資をするべきかどうかの判断基準ともなり得ます。

性格的に向かないという方もたくさんいるのです。

投資を始めようか悩んだ時は、価格が下がった時に、どれだけ自分が冷静でいられるかというのを立ち止まって考えてみるべきだと思います。

長期的にやっていると、大きな価格の下がりがあったときは、もう売らなければと思うものです。そこで価値が元に戻るかは確実性はありませんが、待つことも大切になってきます。

 

積み立てNISAを早く始めた方がいい理由

投資の話になると、安く買って高く売る、この繰り返しだと認識している人も多いのではないでしょうか。

積み立てNISAについては、売るタイミングをはかって運用していくようなものではありません。なぜなら複利による運用によって長期的に利益を出していくことを目的としているからです。

積み立てNISAの最長期間は20年なので、その間にどのような景気変動が起こるかは誰にもわかりません。

したがって、多くの複利効果を得られるためには、早く始めるに越したことはないのです。

そもそもの複利効果とは、利息にも利息がつき、雪だるましきに利息が大きくなることのことを言います。

そして通常の株式投資などでは、売却した際に20%近くの税率で課税されます。

一方の積み立てNISAでは、20年間の長期に渡って利益を非課税で運用することが出来ます。老後資金のことを考えると、この差はかなりのものになるでしょう。

現在の景気や年金制度のことを考えると、公的年金と預貯金だけで老後資金を作るのは、非常に難しいというのが現状です。

複利効果については、早期に開始したほうが時間の恩恵による大きなメリットを受けることが出来ます。

まずはネットで簡単に口座開設ができるものを利用して、NISA口座を開設してみてはいかがでしょうか。

またまとまった資金がないと投資は出来ないと思っている方も多いかもしれませんが、投資信託という資金を集めて、運用のプロが株式や債券などに投資・運用する商品もあります。ここで取引される単位は1口1円で、多くの投資信託は1万口あたりの基準で取引することが出来ます。

こういったものを利用することでも、すぐに始めることが出来ます。

 

投資と投資信託におけるレバレッジとは?

レバレッジとは?

直訳するとテコの原理という意味になります。小さな力で大きなものを動かすことができる仕組みのことです。

ビジネスの世界では、会社を立ち上げる際など、銀行借り入れや出資者を募って資金を集めますが、その他人資本を利用して大きなビジネスを展開していこうとすることを、レバレッジを効かせると言います。

投資においては、自然とレバレッジを得ていることがあります。例えば、株式投資における「信用買い」は、株式の購入に際し手元資金が少ない場合でも証拠金を差し押さえることにより資金力以上の株式を購入することができるため、実質的にレバレッジ効果を得ることになります。

FXの世界では10万円の証拠金で10倍の100万円分投資することが可能なのです。

投資信託においては、値動きの激しいファンドも増えてきており、大きく賭けたい投資家にとってはベーシックなインデックスファンドを買うよりも、少ない資金で大きな効果が得られるため人気になっています。

当然ながらレバレッジのデメリットとしては、損失額も何倍にもなってしまう点は注意が必要です。

慣れないうちは2〜3倍のレバレッジから始めるのがいいでしょう。

S&P500とは何のこと??

S&P500とは米国の代表的な株価指数のことを言います。

主にGAFAを中心とした代表的な500銘柄を時価総額で加重平均して指数化したもののことです。GAFAの他には、テスラやジョンソン&ジョンソンなどが入っています。

ちょっと難しいと思うので用語を解説すると、株価指数とは取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表したもので、指数化というのは、株などで数値を見る際に、任意の基準値に置き換え判断していくことを言います。

このS&P500に連動しているファンドに投資すれば、アメリカの主要企業500社に投資しているのと同じような効果が期待できると言えるでしょう。

S&P500の過去のチャートを見てみると、長期的にみて右肩上がりでずっと伸びています。

日本でも人気は高く、ネット証券最大手のSBI証券において売買が最も多い投資信託SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドになります。

今後の予測としては、10年の間に暴落することもありえるでしょう。しかしコロナショックの中でも成長を続けたこともあり、長期的になると投資する価値が大いにあるというのがデータで示されていることなのです。

少なくても10年先、20年先の資本主義のリーダーは米国である可能性は高いでしょう。

そうした意味でも資産形成を考える上での米国株投資は最優先事項とも言えるのではないでしょうか。

 

 

IPOって何のこと??

IPOとは日本語でいうと、「新規公開株」のことを言います。簡単に言うと「上場」すると言うことです。

会社の株式を初めて一般の人たちに売ることができる状態になることを指しています。

もっと具体的に言うと、未上場企業が新規に株式を証券取引所に上場して、投資家に株式を取得させることができるようになることを言います。

企業にとっては、上場することによって資金調達が可能になり、お金を集めることができ、また知名度も格段に上がるため社会的な信用も獲得することにつながります。

IPOによって公開される株のことをIPO株と言います。IPO株を上場前に購入し、上場後に売却すると言う手法を使うことによって、かなりの利益率が望めます。

上場する企業の期待値が高ければ高いほど、初値が高くつき、値上がり値の幅が大きくなります。

このIPO株を購入するためには、抽選が必要になっており、抽選内容は証券会社によってことなります。

I POが人気の理由としては、リスクが少なく、ハイリターンであること、また参加の資金が大きくなく、初心者でも参加しやすい点が挙げられるでしょう。

株を売るということ

株は買う時よりも売るときの方が難しいと言われます。

買った時よりも株価が上がったとしても、それはまだ確定利益ではありません。売った時に初めて利益になるのです。

売る方が難しいと言われる所以として、人間心理があげられます。

損をしていた時はもう少しで挽回するのではないかという期待感や自分は損をしないという気持ちがまさって、なかなか売ることができません。

反対に値段が上がり続けていると、もっと上がるのではないかという期待が、売り時を逃すことに繋がっていくのです。

では、どのようにしたらいいでしょうか。

答えは売り時をあらかじめ確定させておくということです。

1000円で買った株があったとしたら、1100円になった時に売ることを決めておく、反対に900円まで下がったら売ることを決めておくといったように、売値を確定させておき、その数値で確実に売っていくというのが、一つのコツになります。

株式投資の場合、積極的に売っていくことも大切になってきます。ルールを明確にし、売り時を逃さないようにしていきましょう。